カテリーナ

バーン・アフター・リーディングのカテリーナのレビュー・感想・評価

3.6
アサヒスーパードライのようなキレのある場面

タイトルの意味は 町山さんの解説によると 読んだら焼き捨てたくなるほど下らない内容 らしい それを踏まえて鑑賞すると2014年に見た時よりはスルスル入ってくる
頭空っぽの筋肉馬鹿を演じるブラピ 緩み切った顔 変なジュースの飲み方 何の脈略もなく突然踊りだしたり 楽しそうだなぁ
車の中で両手グーにして踊るのが一番可愛いくて真似したくなる
「走らなきゃ」という台詞が何回もあって何となく可笑しいジョージ・クルーニーが
シャワーで汗を流しながら唄う鼻歌も間抜けで それをクローゼットの隙間から覗くブラピの目線のカメラワークが凄い
その後の顛末も 緩みきったこの作品をビシッと締める キレのあるビールみたい
ここは コメディでも バイオレンスを必ず
突っ込んでくるコーエン兄弟のお約束
だから驚くけど何となく嬉しい

鑑賞後は焼き捨てたくなるようなつまらない内容だけど 俳優がどいつもこいつも
面白くて 上手くてそこは最高だった
カテリーナ

カテリーナ