皆んな大好きマッコール
前作の2本とも必殺仕事人のマッコールは善良な市民を陰ながら見守り人知れず窮地を救っていたが
今作では 命を救われたこの街の医師に恩義を感じ
放火や恐喝によって
静かに暮らす人々の生活を
脅かすギャングたちに
人々の前で
命を賭けてこの街の人々を守ると進言する それは、マッコールが
被害者の為に生きる目的から
田舎町に
根を下ろし自分の為に生きることを考え
過去を清算すると決意したに他ならず 幸福の芽を育む為の闘いだった
瀕死の状態のマッコールを見捨てず治療をした医師が尋ねる
「君は善人かい?」
「分からない」
健康を取り戻し医師との会話で
その事について問いかけるマッコールに医師は
「善人は分からないと答えるからだよ」
善人か悪人か問いかける台詞を聞いた時逡巡していた私は
もし自分が事故にあって医師に問いかけられたら
「わかりません」と答えようと
心に決めた
元同僚で親友だったメリッサ・レオへの深い友情と慈愛を感じる
ダコタ・ファニングとの絡みも良かった
本編の後に監督とデンゼル・ワシントンの
インタビューが始まって興味深く見る
舞台となったアマルフィは家族(息子ジョン・デヴィッド・ワシントンも!)を連れて何度も訪れているらしく本当に好きな田舎町のようだ。
和やかな二人の会話が監督と俳優の枠を越えて友人のようで嬉しくなる
他の出演者たちもレジェンドと共演できて嬉しいと口を揃えて彼を讃える
微笑ましいことこの上ない。