鍋レモン

CURE キュアの鍋レモンのレビュー・感想・評価

CURE キュア(1997年製作の映画)
3.8
⚪概要とあらすじ
マインドコントロールによる猟奇殺人を描くサイコサスペンス。

奇妙な殺人事件が立て続けに発生していた。それぞれの事件の犯人につながりはないが、犠牲者の首から胸にかけてがX字型に切り裂かれていること、いずれの加害者も事件直後に犯行現場付近で逮捕されること、そして犯行の直前まで犯人に明確な殺意がなかったことが共通していた。やがて、一連の事件に関連のある人物として記憶喪失の放浪者、間宮が浮かび上がる。

⚪キャッチコピーとセリフ
“憎悪は催眠で覚醒する。”

「あんただけが俺の言葉の本当の意味を理解できる人間だ」

⚪感想
サスペンス作品。

なんかよくわからないけど終始不気味。
雰囲気で言ったら『セブン』。

じめじめっとした感じなのにわりと淡白なのが良き。

間宮邦彦を演じた萩原聖人さんがイケメンすぎる。
間宮の「あんただれ?」「ここどこ?」「しらない」とか一言一言台詞が好きすぎた。

トンネルや家、病院とそれぞれの場所の不気味さが良き。

途中に一瞬だけ映像が挟まれたり。
サブリミナル効果みたいでちょっと怖い。

不穏さランキングあったら上位。



⚪以下ネタバレ




間宮の催眠術までの会話が面白い。
記憶障害だから会話が成り立たないと思いつつ、相手を困惑させたりイラつかせたり、注意を引くことで催眠術へ。
ライターの火がきっかけだけど水や音や点滅も。

間宮から高部に受け継いだのかな。
最後ウェイトレスが包丁を持ってお客さんの方に向かったもんね。
悩みの種だった奥さんも殺してめちゃくちゃスッキリした顔していて怖かった。

高部の奥さんが首を吊っていたシーン怖すぎた。
最後の方の遺体も怖かったけど。

間宮は人の心の不安を引き出してそれを殺しで癒してあげていたのかな。だから『CURE』な気が。
間宮は操ったって言うよりもその人間にある思いを強く引き出したって言う方が合っているような。

奥さんと精神科医のシーン怖かった。
青髭とあの謎の揺れ。

佐久間の部屋にバツ印あったの見た瞬間「あっ終わった」って思った。

⚪以下ストーリー
首から胸にかけてxに切り裂かれる事件が発生。犯人はいるも動機が不十分だった。刑事の高部は友人の心理学者の佐久間とともに調査。高部は精神を病んでいる妻との生活で疲弊していた。ある時被害者や加害者と接点を持っていた男が判明する。その男は間宮邦彦といい記憶障害を患っているという。間宮は大学時代に催眠術などの研究をしていたらしい。やがて佐久間が自殺し、高部が間宮を殺す。

⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞。
鍋レモン

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