でしょうかな

CURE キュアのでしょうかなのレビュー・感想・評価

CURE キュア(1997年製作の映画)
3.5
警視庁の刑事・高部は、最近多発する、ごく普通の人間が突然殺人を犯し喉をXに切り裂く事件を捜査しているが、一方で、記憶障害を抱える妻にも悩まされる。そんな中、交番と病院に保護された記憶障害の男の周囲で次々と殺人が起こり、高部は男を連行。間宮というその男が、催眠術で教唆したのではないかと疑う。

独特な世界観の作品。催眠というか、潜在的な殺意が呼び覚まされる様はなかなか怖い。随所に暗示的な物が登場し、ラストは実に不穏な余韻がある。
以前見た同監督の「クリーピー」は、どういうタイプの作品として観るべきだったかが何となく分かったように思う。
ところで、DVDジャケット裏で、元FBI捜査官ロバート・レスラーが、「こんな事件は私の経験に無い!」とか言ってたけど、これって賛辞とかでなく単なる事実では?
でしょうかな

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