アウシュビッツの女看守が抱く
女囚人への好意の物語。
心の動きが実に上手く描かれる。
といってもA.ムンク監督は
撮影最中に事故死してしまったので、
この作品は未完。
それを仲間たちが完成→上映へと導く。
「カメラ」というフィルムユニットが
最後まで携わったのだろうな、と推測。
ポランスキーもアシスタントをしていたし、
どの辺りまで噛んだのかしら?とか
想いを馳せるのも、いとをかし。
女主人公の回顧シーン以外
ぜーんぜん撮れてないらしくて、
nowのシーンはスチール写真で賄い、
(しかも詰めの甘いのも多い)
ある意味、鮮烈。
苦味あるストーリーテラーの声がなんとも。
話もココでおしまい!後はヨロシク感すごい。
(お蔵入りさせたくない熱量すら感じる)
A.ムンク監督作品は初見だけど、
描く世界が肌に合いそうだと思った。
完成していたら
素晴らしい作品だったろうにと無念。
だって未完でもこの素晴らしさ。
とりあえず
ポーランド第一世代の監督は
大体好きと自分に気づき。