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青春 -苦-
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『青春 -苦-』に投稿された感想・評価

4.3
 2年前、年間ベストの第一位に選んだワン・ビンの『青春』の二部・三部を一部と併せて一気に観た。一部『青春-春-』が3時間35分で、二部『青春-苦-』が3時間46分。これだけでも7時間21分になるが、三部『青春-帰-』は少し短くはなっているもののそれでも2時間32分あり、1日で一気に観た驚愕の映像体験は9時間53分という壮絶そのものである。しかも各部の休憩は普通に入り、二部は2時間10分辺りで10分間の休憩が入るから、1日滞在すれば余裕で10時間を超える。これは先月に観たエドワード・ヤンの『牯嶺街少年殺人事件』の3時間56分やマノエル・ド・オリヴェイラの『アブラハム渓谷 完全版』の3時間23分。ラウラ・シタレラの『トレンケ・ラウケン 第一部&二部』の4時間20分を余裕で越える。しかもワン・ビン史上最高の長さだった『鉄西区』の9時間5分よりも長い。とはいえ地獄の映像マラソンを続けて来た身としても、2年前に『青春』の1部をベスト1に挙げてしまった者の責任としても、ゴールデンウィークに万全な状態に体調を整え、睡眠をしっかり取り、サプリや果物を摂取して渋谷イメージ・フォーラムへと向かった。

 第一部が『青春-春-』というタイトルだったから、普通に春夏秋冬と順繰りで来るのかと思っていたが第二部は『青春-苦-』である。長江デルタ地帯にある浙江省湖州市の織里(しょくり)という街は衣類の縫製工場が立ち並ぶ織物の街である。そこで若者たちは朝の8時から夜の23時まで働く。隣り合うミシン机の若者たちはとにかく私語が多いが、ずっと手を動かしていなければ賃金に響く。縫った枚数は10枚1組で帳簿に日々記入し、毎日管理する。40代のおじさんおばさんもいるが、大半は10代の若者たちで、彼らは田舎の農村地帯から出稼ぎ労働者としてこの地にやって来た。二部が炙り出すのは2011年に起きた「織里事件」の深刻なその後である。織里は「子供服の都(童装之都)」と呼ばれる子供服の一大産地である。同鎮の政府が子供服加工業者から徴収している税金を昨年の300元(約3600円)から2倍の600元に引き上げることを決定。経営者側は鎮政府に赴き増税の取り下げを請願したが取り合ってもらえなかったうえ、26日には納税を拒んだ人を徴税担当者が殴打したことから経営者側の怒りが爆発。工場で働く出稼ぎ労働者らも加わり、大規模な暴動に発展したという。

 最も印象に残るのは、縫製ミスが多く、やり直しさせられる少女と、帳簿を失くしてしまい、途方に暮れる少年だった。いずれも雇用側と労働者側との権力勾配に晒された若者の苦しみが滲む。特に帳簿を失くしてしまった少年の願いを聞く社長の怒り方が明らかなパワハラだが、黙って従うしかないその姿が残酷で容赦ない。具体的に言及されていないが、どうも中国では農村部から都市部への人口の流入を阻止すべく、50年代に厳格な戸籍制度を設けたのだという。それは幾分緩和されたものの、教育や医療を受ける権利は農村に限られ、社会保障も思うように受けられない。中盤以降、象徴的に登場するのは社長の取引先への暴力と、別の工場での社長の夜逃げである。ここでは『青春-春-』同様かまたはそれ以上に社会の最下層に置かれた者たちの呻き声が響く。正に地獄のような時間である。雇用される側の権利は殆どはく奪され、奴隷のように働かされ、社長には文句の1つも言えない。それでも春節の季節になれば彼らは故郷に帰る。愛した人の実家に健気について行く。カメラが描き出すそれでも「青春」はあるという事実そのものが残酷で容赦ない。北京や上海の若者たちが知ることのない長江デルタ地帯に生きる若者たちの狂騒曲を綴った地獄のような3時間46分。第三部へと続く。
[交渉は団体戦!] 60点

2024年ヴェネツィア映画祭コンペ部門選出作品(『帰』のみ)。面倒なのでニ作まとめて記載。相変わらず相性の悪いワン・ビン作品、ヴェネツィア案件として『帰』だけ観れば良いものの、なんか気持ち悪いので『苦』も観ることにした。『苦』の内容は前作『春』と地続きだが、こちらは年齢の高い人たちも多く(なんなら20才くらいの子供と同じ職場で働いてる親たち)、作ってる服も大人用のものが多い。序盤はちょっと記憶飛ばしてるが、帳簿紛失ニキから覚醒し、暴力沙汰、夜逃げ社長騒動、賃上げ団体戦などは興味深く観た。公安も警察も労働局も彼らを味方せず、最後に残ったのは同僚たちだけ…という団結力と、意外と社長に意見は言えるような(そしてなんならちょっと通るような)空気ではあるんだなぁという気付きを得た。ただ、エピソードごとに視点人物を切ってモザイク状に構成することで、概念としての労働者の暮らしを撮ろうとするのは、理解はするけど、それって彼らのことを代替可能と考える資本主義に加担してるのではないか…?とも思う。まぁフィルメックスのQ&Aで、コロナ禍以降の労働状況の変化について訊いたら"知らん"って返ってきたから、被写体としてしか興味ないのかな。全体的に面白く観たとはいえ、百歩譲って180分には収めてほしい。一方、『帰』は帰省する従業員を三人ほど追うのだが、明らかにこれまでと母数が違うので、かなり個人的な話になっている。カメラマンが普通に喋り出したり、めちゃくちゃ荒い鼻息がマイクに入っていたり、三部作とか長尺とかに縛られて撮れ高ないのに使ってるのかなという尺伸ばしが何度も登場(これまでだったらこういうシーンは削除してるはずだ)。帰省した従業員の話を放置して知らない人の結婚式撮ってるのとか、映像自体は面白いけどテーマからは外れるのでは?そして、円環を閉じるべく『春』へと戻り、ミシンも触ったことない新人がスパルタ教育で工場にブチ込まれて同年代の先輩に扱かれる挿話や、流れのカップルが新しい工場を探して放浪する挿話などが語られる。円環を閉じたいのは分かるけど、別に『帰』の中で閉じる必要はないし、どちらかと言えば帰った従業員がそれでも再びここへ来るという話の方が良いのではないか?それなら『帰』は個人の物語として完結するはずだ。しかし、それをせず、『春』に入り切らなかったエピソードを並べるみたいなヌルいことしてるから、突然具体から抽象に戻って変な感じだし、インパクトも弱い。250分ずつの二部作とかで良かったのでは。
4時間!
そしてこの後に第3部も続けて見ることも可能でしたが、
さすがにやめときました。
また見れたらいいな。

冒頭からミシンがガガガってなって
あーこの感じだったと思い出しながら
ミシンに揺られてすぐ入眠。
やはり今回も何度も寝ましたよね。

今作は「苦Hard Time」と入っているように
前作以上に苦いシーンがたしかに多かった。

社長とケンカしてから自分の帳簿をなくし、
給料を支払ってもらえない若者。
催促に来た業者を殴って逃げた社長と、
それによって給料を払ってもらえなくなった労働者たち。
夜逃げする社長さんは多いらしく、
そうなった場合、ちゃんと契約してない織里の労働者には何の保険もない。

行く場もなく、職場の住居に留まろうとするも、
大家によって締め出されてしまう。

搾取構造の最下層にいる彼ら、
今回は心なしかより中年もいるって感じたし、
雇う側の社長さんたちもたしかに余裕はないのだろう。
第一部から見てきた給料交渉も、
貧しい者たちのパイの取り合いに見えてくる。

前作同様、最後は帰省シーンで終わるけど、
息子帰省祝いの爆竹&花火がすごい!

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