今作でデビューしたのちに自死したフー・ボー監督の最初で最後の作品。全編灰色が光る映像で、純度100%の孤独に浸れる。234分とかなり長いけど、1秒1秒に魂が込められているのを感じるぐらい至高の時間に…
>>続きを読む【「プルチックの感情の輪」を呑み込む】
“満州里の動物園に、一頭の像がいる。象は一日中、座っている。”これは、フーボー監督の処女作であり、遺作ということを、知った時、なんとも言えない感情に襲われて…
傑作。
4時間あるのにどのシーンも無駄がない。退廃的な世界で生きる人々の人生がゆっくりと互いに交差していく感じ、素晴らしい。
閉塞感とか何かのせいにしたい感じ、誰かに期待するや、何かから逃げたい感…
中国の石家荘から満州里まで、二千キロの道のりをたどる登場人物たちに同行するロードムービーかと思ってみたら、誰も旅立とうとしない? そういえば、ライカート監督の「リバー・オブ・グラス」は、ロードのない…
>>続きを読む人はどこにだって行ける
でも気づく。
どこに行ったって一緒だと。
長編監督デビュー作にして
遺作
って悲しすぎるわ。
クーリンチェをどことなく思い出す
長さだけど
出てくる登場人物みんな
…
物語は、中国北部の炭鉱業が廃れた田舎町を舞台に、異なる境遇にいる4人の男女が、2300㎞離れた動物園にいる、一日中座り続けている象を見に行く旅を描いている。登場人物たちは、それぞれの問題や悩みを抱え…
>>続きを読む切り取られた一節ではなくそこに自分も居てその時間を経験しているかのようでした。
時間が交錯しているのかと思ってしまって注意深く理解しようと変な気を回しながら観てしまい、観るにおいてはそれが無かったら…
視聴記録
間の取り方がこれでもかというくらい長く、最小限の音と終始暗い光も閉塞感を際立たせ、闇の深さを感じさせる。奇妙に絡み合う四人の絶望、、、途中から目が離せなくなった。
そして、座っているだけ…
© Ms. CHU Yanhua and Mr. HU Yongzhen