このくすんだ世界の中で
未来なんか色付かない
そんな世界で生まれた僕らは
嘘つきか卑怯者で
周りはクズか自分よりクズか
ちょっとマシなクズしかいない
誰かに気づいて欲しいなんて
これっぽっちも…
このレビューはネタバレを含みます
圧倒的な沈黙、間を認識できる閾値のギリギリをゆく長回しが映画全体としての閉塞感、重苦しさを表現していました。奥で何かが起こっていても決してフォーカスが合わないまま長い時間が過ぎていく……。カットごと…
>>続きを読む全編において暗く重苦しい雰囲気を醸し出している本作。フー・ボー監督の心象を映し出すかの様に出口のない物語は4時間近く観客を拉致したかの様にに錯覚する。
セリフの端々から感じる虚無感は生まれてから死ぬ…
とても好きな映画だった、個人的には、タル・ベーラよりもわかりやすく、楽しんでみれた。
上映時間が長いので他人には勧めづらいけど、ラストまで観るとたしかにどこにも無駄なシーンはなかったように思える。
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きっとそこに象は、いない──監督の胡波(フー・ボー)が本作の完成直後に29歳の若さで命を断ち彼の最初で最後の長編となったことと、約4時間という上映時間の長さで知られる作品。映画は「満州里の動物園に、…
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© Ms. CHU Yanhua and Mr. HU Yongzhen