真鍋新一

男の花道の真鍋新一のレビュー・感想・評価

男の花道(1941年製作の映画)
3.4
盲目になってしまい、それを必死で隠している歌舞伎役者(長谷川一夫)を通りすがりの医者(古川緑波)が助ける話。

時代劇でありながら、非常に現代的な感覚を持ったキャラクターとして現れる古川緑波がとにかく魅力的。のちに伴淳三郎やいかりや長介あたりが得意とする「コメディアンにガチの演技をやらせるとメチャクチャ上手い」の先駆けだと思う。

芸者歌手の市丸と長谷川一夫のパフォーマンスは長回しでじっくり。これぞ芸道。
真鍋新一

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