めしいらず

棺の家のめしいらずのレビュー・感想・評価

棺の家(1966年製作の映画)
3.2
騙し討ちし合いトンカチで殴り殺そうとし合う二人。ビジュアル的には禍々しい筈なのに、チャカポコ(ドグラ・マグラ的な)した効果音の調子が何ともはやユーモラスでだんだん可愛らしく見えてくる不思議。それには二人の無益な争いになど目もくれぬモルモットのおかげもありそうだ。そして二人は仲良く棺の家に収まりましたとさ。意味は判りかねるが、表が可愛らしく見えている分、その裏にはきつい毒気が縫い付けてありそうな気がする。殴り合いに「ツィゴイネルワイゼン」の似た場面をふと思い出した。
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