ギズモX

ブルース・オールマイティのギズモXのレビュー・感想・評価

ブルース・オールマイティ(2003年製作の映画)
4.9
このレビューをイースターに投稿しようとしていたが遅れてしまった。
ジムキャリー主演のハートフルコメディ映画。
個人的にジムキャリー出演映画の最高傑作。

何をやっても上手くいかないTVリポーターのジムキャリーが、自分が世界一不幸なのは神様のせいだと攻めたら、「じゃあお前がやってみろ」と神様なモーガンフリーマンから全能の力を授けられてハチャメチャの限りを尽くすストーリー。

僕が中学生の頃に見た映画の中で特に印象に残ってる作品が三つある。
『耳をすませば』『コンスタンティン』、そして本作『ブルースオールマイティ』
本作を初めて見たきっかけが教会での中高生クラスの活動時間の時。
当時は「面白いし大切なことを教えているからとにかく見ろ」と教会のほぼ全員が本作を鑑賞するくらい評価が凄くて、ちょっとしたムーブメントになっていた。
教会が作った映画とは一味も二味も違うジムキャリーがおりなす下品で楽しい娯楽性と、日々の生活の向き合い方を問う聖書的なメッセージ性、この二つが高いレベルで両立されていたことに強い感動を受けていたな。
TVキャスターが爆弾発言しまくる場面を教会のみんなと大笑いしながら鑑賞した思い出は今でも鮮明に覚えています。

大人になってから観ると『素晴らしき哉、人生!』のオマージュが満載で、隠そうともしてなかったことに気付く。
本当に大切なことは後になって分かるものなんだなあ。

『ワンダーウーマン1984』や『天気の子』でモヤモヤしている人に本作をオススメしたい。
多分、あの作品を見て分からなかったことが少しだけでも理解できるんじゃないかなと思う。
僕にとって原点の一つでもある、とても大切な作品だ。
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