だいぶ前から録画永久保存してる。

ドラマ版を視聴したので久しぶりに観た。映画版だけ見ても複雑な人物たちの相関性がよく分からないかもしれない。

ドラマ版は警察、検察、学閥の権力者たちの若い頃の罪隠蔽、みたいなテーマだったが、映画版はかなりサイコサスペンス。

ドラマはレディジョーカーとのシリーズなので合田がキャラ立ちしてるが、映画はその辺関係なく中井貴一が自由に演じてる。トレード・マークの白いスニーカーもオマケなかんじ👟

全般、崔洋一‼節全開。
サイコサスペンスに大物役者のケミストリーが掛け算になりカルト的な映画になっている。問題描写が多いためか、円盤もなく配信プラットフォームにもなく、WOWOWがたまに放映するのみ。さすがWOWOW様‼️

そもそもの解離性人格障害的な設定からのエログロ連発。韓流映画見てるようだった。

菅原大吉と萩原聖人の男同士セックスシーンからはじまる強烈さ。遺体、出血描写のえげつなさ。

暴行看護師、刑事同士のボコりあい、でんでんの監察医による遺体のとんでもない扱い方とか。こりゃすげぇ。

出色は名取裕子と萩原聖人のAV並のセックスシーン、これ必要❓ってくらい丹念に描写。
シャブ中のオンナが全裸で暴れる逮捕シーンも凄かった。これもこんなのストーリーに必要❓って所を作り込む😅

小林稔侍が激烈なバイオレンス演技‼️‼️こりゃお蔵入り❓になるわなと思った程。

クライマックスのアルプスの山狩りシーンも強烈🗻すごい捜査員の数

メインの中井貴一と古尾谷雅人のコンビと活動する刑事役で顔が今と違いすぎな西島秀俊と遠藤憲一が笑えた💦
岸谷五朗のヤクザ役が際立ってかっこよかった。

高村薫の直木賞原作、ドラマ版、映画版全部見るとひとつの世界観が完成するすごい作品。

💣どぎついなぁ〰️って　血と骨の…雀洋一監督😁　納得。

超豪華役者陣のギリギリ迫真演技⭕
⭐萩原聖人の怪演GOOD😃⤴️⤴️
♀️まさかの名取裕子のエロス全開🚀🚀🚀きゃ～💕
✨見応え特大😮大迫力の作品であっぱれです💦👍

◆あらすじ◆
元暴力団員の畠山宏が殺害され、刑事の合田雄一郎は犯人を追っていたところ、同様の手口で法務省刑事局の松井浩司が殺害され、合田は同一犯の犯行だと考えるが、松井について一切の情報が流れてこなかった。それは官公庁や政財界に太いパイプを持つ修学院大学から緘口令しかれているためであった。数少ない糸口から合田は事件を追う。その一方、松井と大学時代に徒党を組んでいた弁護士の林原雄三あてに水沢裕之という青年から恐喝の電話が入っていた。水沢は松井たちの過去についてなぜか知っていた。林原は過去をもみ消すために水沢の始末を考える。

◆感想◆
幼い頃に一家心中の車から逃げ延びた青年、大学時代に過ちを犯した5人の男、事件を追う刑事たち、の３者の動きを追った作品になっており、ストーリーが複合的過ぎてかなり分かりずらく、また、一つ一つの出来事について答えがないままストーリーが進行するので、かなりモヤモヤが残る内容になっていました。

本作のキー・パーソンとなる水沢裕之（萩原聖人）は幼い頃の影響で精神障害を持っていて、精神病院に入院していました。彼は看護師の高木真知子（名取裕子）と恋仲になって彼女の家に居候する裏で、行動を起こします。本作全般に言えることだが、人物描写がかなり薄く、心情などが一切伝わってこず、事実だけを羅列して終わってしまっているので、なぜ彼がこのような行動をとったのか、いまひとつピンとこないまま終わってしまいました。

一方、刑事の合田雄一郎（中井貴一）は連続殺人事件を追うのですが、刑事側の描写が常に仲間割れ状態で、これほど嫌い合う刑事たちは今まで観たことが無いくらい酷かったです。合田は自己中心的で、自分の考えだけで動く人物で周囲から嫌われており、捜査がさっぱり進みません。これには観ていてどうしてよいか分かりませんでした。

連続殺人のターゲットとなった修学院大学の卒業生の5人の男は学生時代に起こした出来事が原因で狙われるようになるのですが、学生時代の出来事にしろ、現在の行動にしろ彼らの心情が伝わってこないため、なんともあっさりした雰囲気で終始しており、観ていてなんの感情も生まれなかった。

登場人物たちの心情が伝わってこないため、最後まで傍観して終わってしまいました。犯罪行為が関わっていて、許せない気持ちや同情する気持ちなど一切生まれないのは、私としてはどうしてよいか分からないです。

鑑賞日：2024年9月18日
鑑賞方法：CS チャンネルNECO
（録画日：2023年10月3日）