ベルリン国際映画祭にて。

これLGBTQドラマかと思ったらスリラーだった。面白かったが痛々しかった。

テオドール・ペルランが演じるマシューは祖母と暮らす地味な青年。彼はどうやらドキュメンタリー映画監督を夢見ているようだ。
マシューのバイト先で人気ミュージシャンのオリバーに気に入られたことから人生がガラッと変わる。
いい話、夢のある話じゃないかと思っていると後半雰囲気が変わってくる。

もう痛々しくて見てられない。人気者にすがりつき役に立ちたがり、他力で自分の立ち位置を上げようとして空振ってる様子、自分は特別だと思い込む様子、独占欲…
オリバーの方が冷たくなって引いていくのもわからなくもないが、彼もちょっと俺様キャラであまり感じは良くない。ただ都合よく使っただけだと言わんばかりの態度も取るし。

そんな二人はそりゃ険悪になるわ。

喜びや楽しみから、気まぐれ・振り回し、不安・怒り・嫉妬へ、形勢逆転あり。

それで最後そうなるか。なるほどね。

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