やまモン

民族の祭典のやまモンのレビュー・感想・評価

民族の祭典(1938年製作の映画)
3.8
【栄光の日本帝国】

「美の祭典」とセットで観賞しました。 

冒頭からギリシャ彫刻からの聖火リレーと、肉体賛美の傾向が強く、「美の祭典」よりも攻めている印象でした。

こちらは陸上競技メインです。
特に、高跳びや幅跳びの構図が凝っていて、肉体の素晴らしさを堪能することができます。

アメリカからは既に黒人選手が沢山参加していて、しかも金メダル取ってます。
勿論人種差別の激しい時代ですが、それでも、結果や能力については賛美を惜しまない。スポーツの素晴らしさではないでしょうか。

そして、最後の競技であるマラソンでは、日本帝国が見事にワンスリーフィニッシュ。君が代で締め括られていて感無量です。

その他の競技でも、日本人選手は結構健闘しており、喜ばしい限りです。