強くなれ、それは始まりの物語- 「黄金騎士ガロ」の称号を継承する魔戒騎士の家系・冴島家。 冴島大河はその家系に生まれ、黄金の鎧を受け継いだばかりの若き魔戒騎士だ。魔獣ホラーとの闘いの日々に明け暮れる大河に、新たな指令が届く。 「ホラーの手に堕ちた”羅針盤”--”聖獣”の魂が宿りし魔導具を奪還せよ」 「聖獣」とは、人間を守護する大いなる力。 大地の力で多くの人の命を守る、青龍 燃え盛る炎の力で邪気を焼き尽くす、朱雀 清く流れる水を操り人界の瘴気、業を浄化する、玄武 そして、風の力で人を鼓舞し戦う力と知恵をくれる白虎 青龍、朱雀、玄武、白虎=四神の魂が「羅針盤」に納められ、人界の安寧を司っていた。 「羅針盤」を奪ったのは魔獣ホラー・蛇道。 喰らった者の力を手にする蛇道は聖獣を狙い、その強大な力を我がものにするべく暗躍していた。大河は聖獣の祠に仕える魔戒導師・吹奇とともに、「羅針盤」を取り戻すための戦いに身を投じるのであった。 今、「聖獣」をめぐる「守りし者」の戦いが幕を開ける!
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