円柱野郎

プレデターズの円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

プレデターズ(2010年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

内容的にはシリーズ1作目と世界観を一にしたといった感じ。しかし舞台は遙か彼方の猟場。そして“選ばれた”と思われる人間側の構成がプレデター側の意図を示唆するサスペンスが良い。
単純なリメイクを考えると、観客はプレデターの意図も科学力も知っている訳なのでそう目新しいモノはないかな。なので、前半部はブービートラップには引っかからない等の手強さを臭わせつつ、狩る側と狩られる側の極限の緊張感で引っ張っていったのだけど、このあたりが絶妙で面白かった。ただ、中盤に10年間生き延びてきた男(フィッシュバーン)と出会うあたりで、その辺の緊張がブッツリ切れてしまうのが構成として勿体ない気はする。
そういう意味でこの映画は後半部がわりと淡泊なので、逃げて耐えて最後に知略で反撃して勝った1作目ほどの爽快感には負けるかも。ただ、その代わりにプレデターvsプレデターなどのサービスもあるので、ファンとしては楽しませてもらいました。そうそう、集められた人間側はどれも様々な人種のステレオタイプな感じだけど、日本刀で戦うヤクザ・ハンゾーはおいしい役とはいえ日本人としてはこそばゆい感じw
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