『草原に黄色い花を見つける』のヴィクター・ヴー監督最新作。
第32回（2019年）東京国際映画祭で上映の『死を忘れた男』は見逃した。

この作品は、『The Last Wife』（NetFlix配信？）のスピンオフ作品で、捜査官キエンと彼を招聘する夫人（『The Last Wife』の第2夫人でディン・ゴック・ディエップが演じる）の2人の関係性だけ引き継いでいるらしい。

ホラーを軸に、ミステリーベースの作品。アクション要素、コメディ要素もあり、総合エンターテイメント作品になっている。
映像のクオリティは高く、日本の良く製作される劇場版「〇〇」とかアイドル主演の漫画原作映画よりも、映像の作りは上。
物語の基本軸は、シンプルで、捜査官キエンが、首無し死体を生む幽霊の伝説がある村で、行方不明になった女性を探す展開。ただ、日本と文化、宗教観、風習が異なるので、起きる出来事や人物同士の掛け合いが異なり、予想とは違うエピソードや展開になるのが、面白く、興味深い。

余談ですが、日本でほとんど宣伝しないまま、TOHO系で公開されていますが、ベトナムでは大ヒット作品らしく、映画館の9割は日本にいるベトナムの方で、日本とは違う雰囲気を味わうことができる。

2025年8月5日@TOHO二条

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• #ホラー
• #ミステリー
• #アクションとコメディ要素もある総合エンタメ

初ベトナム映画！

さてさて。
今宵は何を観ようかしらんと時間が合う上映作品を調べてみたらほとんど情報のない怪しげな映画が(邦題なし)。YouTubeにて予告編を見てみたら話の筋は分からんけど映像は好みのカンジだったので観てみることに。

初っ端からカメラが縦横無尽に動く動く。それだけであーお金かかってるなーと。ドローンにクレーンにドリーにVFXに特殊メイクも。カメラがパンするとシームレスでスムーズに時が移ったり場所が移動したり現(うつつ)と幻を行ったり来たりの演出が面白い。

湖の畔で首なし死体が続け様に見つかる村。すわ幽霊の仕業かと噂される中、姪っ子ガーがサンダル片方残して行方不明となった叔母のムーンが昔縁のあったキエン捜査官に調査を依頼して…という出だし。ご存知の！という雰囲気で登場するキエン。コリャ前作があるっぽいぞ。違うの？。キエンの淡々とした役柄は日本人だと斎藤工あたりが似合いそうかな。19世紀のベトナムの美しい大自然の中、キエンとムーンがバディとなってガーの行方を追っていくと、様々な人間関係が顕わになって、最終的な着地点はイヤお前さんが元凶かいッとなる笑

カメラの動きや構図のバリエーションがあって映像は美しいのだけれど、ホラーにサスペンスに結構グロ描写もありつつ最後の方では派手めな剣劇アクションもあって…となんだか詰め込みすぎで脚本があんまし良くない？。音楽もまあまあベタだし。そろそろ終わりかと思いきや、話が三転四転。ちょっと長く感じたうえ、明らかに次作ありきのラストで苦笑。

うーむ。
ちょっと思ってたのと違った。もっと恐ろしい映画かと思ってドキドキしてたけど笑。謎が謎を呼ぶタイプの話じゃない、というかシークエンスが移る度に一つの謎の解け方が説明的で色々モヤモヤ。足繁く映画を一緒に観に行く同僚は普段隣でちょくちょく寝てるんですが、今回は一睡もしないで観てました笑。それぐらい先が気になる映画ではあったんですが。。

ベトナム語には鼻濁音があって、姪っ子ちゃん「ガー」の名前の発音が実際は「ﾝガー」となってるのが語学好き(喋れませんけど汗)の自分にとっては楽しいポイントでした😃

【ベトナムの風】

もうすぐお盆ですね～。
昔の札幌はお盆の頃と言えば「日中は残暑でちょい暑いけど、夕方になれば涼しくて過ごしやすい」ってのが定番だったのよ。
本州の方からすると8月なんてまだまだ「夏」だと思うんですが、北海道で「8月」ともなると、ちょっぴり秋を感じ始める季節でもあったんですね。

と・こ・ろ・が！
何なん？この暑さ！？
札幌に湿度は必要ないんよ。
冬にまとめてとんでもない量の雪が降るから、一年分の水分はそこで足りてるのよ。
その上、夏に湿度まで来られたら、北海道は年中水浸し（うち半分は氷）ですわ・・・(;´Д｀)

ってことで、涼を求めて劇場へフラフラと辿り着くdm。
ま、空調が効いてるってのもあるけど、やっぱりホラー映画なんかを観て「気持ち」も涼みたいよね～って感じかな。

というところで見つけた今作・・・・・・って何これ？
タイトル以外に何も情報がない。
チラシも配ってなかったし、劇場予告も一度も観たことがない。
人知れず「しれっと始まって、しれっと終演を迎える（～7月31日まで）」という謎の映画・・・・。
ただ「～THE HEADLESS HORROR」の文字に妙な艶めかしさを感じてポチっとな。

これね～・・・・好きな人は好きだと思う（当たり前）。
いい意味で「脂っこくない夏向きのミステリー＆サスペンス」って感じかな。
続きは内容にも触れちゃうのでフィルターかけてコメ欄に残しますね。

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