イライライジャ

エンジェル・ベイビーのイライライジャのレビュー・感想・評価

エンジェル・ベイビー(1995年製作の映画)
3.4
精神病のセラピー中に出会った男女の純粋で狂おしい愛。妊娠したのを機に勝手に薬を止めるが、そのせいで病気が再発して精神も生活も堕ちてゆく。残ったのは愛だけ。2人でなら死んでも構わない気持ちと、共に生きたい気持ちに、病んでる者が観ると共感しすぎて涙とまらない。

常に「死にたい」と思いながら自傷したり自殺願望があったり、でもその傍ら誰かと支え合いたいと望む。誰の目も気にせずに2人の世界で破滅していく。
ラストは生し死どっちとも取れるけど、ある意味永遠の愛を手に入れたとも言える。