共同の部屋の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『共同の部屋』に投稿された感想・評価

Moeka
4.0

ハス初期の作品。「縛り首の縄」しかり、モノクロ映像のなかでの、ひとつの地域、ひとつの通り、ひとつの館の中で、病とか死の予感が繁殖していく物語が似合う。それこそブルーノ・シュルツじゃないけども。
若い…

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若者の挫折と病気、死ぬこと。カメラは基本的に室内から出ないから、かれらの抱える閉塞感が際立つ。小説家志望の青年の言葉は、のちのハス作品を予告するようにも聞こえる。悲愴なまでに陰鬱な映画だった。

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