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先生のつうしんぼのmingoのレビュー・感想・評価

先生のつうしんぼ(1977年製作の映画)
4.1
2回目。にんじん嫌いのザリガニ先生は三枚目だしお見合いは7回も失敗してるけど子どもに対しては同じ目線で蚕の脱皮の撮影までしちゃう熱血教師。にんべんにチョンイチソイチは「位」の字。少年少女探検隊がすすむは横浜まで生糸を運んでいた絹の道。亀やカブトムシの上に蚕を乗せて競争はロランブイコフの児童映画の傑作「がんばれかめさん」に類似。
2022.4.17


賛否が激しいと思うが子供が出来たら絶対見せたいし手元に置いておきたいくらいには好き、にっかつ児童映画の良作。観たの2ヶ月前なのに余韻凄い。常連のじいさまどもが最高だった、、と言ってたのもうなづける良さがある。時代ももちろんなこと、悪戯大好き先生大好きっ子たちが「思いやり」とか「勇気」とかいう科目欄があれば良いんだけどなあと先生に対してつうしんぼをつけるってだけですでに面白いのにロマンポルノの武田一成だけあってどことなく変な演出とか漂う間が癖になる。第23回アジア映画祭最優秀作品賞とかわけわからん賞を受賞しているが紛れもなく素晴らしい作品。また昔の八王子は蚕の養殖が盛んだったらしく良き古き街の風景と共に共存し育んできた自然をほっこり堪能できる。特に記憶に残るのは「ぼくーがセンセになったなら〜1時間目から体操〜」て主題歌が最高すぎてyoutubeで聴いちゃう
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