昨夜鑑賞した「耳をすませば」と小説家繋がり(雫とレイニー)で視聴した今作。ジョニー・デップ演じるレイニーの元に、自分の小説を盗作したと言う一人の男が訪れる。レイニーは間違いと言うが、日が経つにつれて周りの人間に被害が及んでいく...しかし、レイニーには傷一つ付かなかった。果たして、男の言い分にレイニーはどう立ち向くのか。
今の家族は犬だけのしがないおじさん。そんな彼に迫る恐怖や目的に向き合うために行動する姿。どこかしらジョンウィックに通ずるものが、彼にあるような気がしました。特にあの描写があってから。そこから終盤へかけてのレイニーの行動が見応えがあり、頻度良く現れる男との会話もレイニーの緊迫感を演出するうえでよく機能してたと思います。
今作自体、内容を深く言及するのは禁忌なのでもう少しで終えます。オチへ向けた違和感を時系列に沿って感じ取れた時に、鳥肌が立ちました。しかし、「9人の翻訳家」や「ユージュアル・サスぺクツ」ほどでは無かったのが心残りです。どばぁー、っと来て欲しかったのが率直な感想です。