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ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間のkのレビュー・感想・評価

3.3
ツインピークスは見たことがありません。デヴィッドリンチも「ストレイトストーリー」のみです。「イレイザーヘッド」は序盤で潰れました。さぁ、ではなぜツインピークスのスピンオフを見てしまったのか、そう、授業で見せられたんです。

デヴィッドリンチの紡ぎ出すシュールレアリスムは、アート性が高いんです。こんな独創的なセット誰も思いつかないよ、て見ながら思ってました。それに加えて色にまでこだわりだされたら、もうお手上げですね。あと、意外だったのは結構ホラーだったこと。特に音ですね、あれは怖い。編集も凝ってるし、インサートのセンスもさすがだし。ドナの酒に薬入れようとしたとこ、なんとなくヒッチコックを感じたんですよ。そこでさらに思ったのが、あぁもうヒッチコック大好きじゃん、て。

何気ないカットひとつひとつに、何らかの象徴性を感じようとはしたのですが、果たして何のメタファーだったのか、それとも意味はないのか。つくづく、こういう作品は監督ごとに相性の良し悪しが出ます。個人的にホドロフスキーはダメです。相性は悪い方だと思います。タルコフスキーも芸術性を羨望しつつも相性は良いとは言えません(これは大方がそうかも)。さて、デヴィッドリンチはどうでしょう。とりあえず、もうすこし作品を見てみます。
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