
大学4年生の井上彩は、思うように進まない就職活動に苦悩する日々を送っていた。 就活の愚痴をこぼす彩に、趣味のキャンプ仲間である田島健吾はふと問いかける。「夢とかなくて、人生楽しい?」 田島は就活をしないと公言し、映画監督を目指すため撮影現場のインターンに取り組んでいた。 そんな中、彩は田島から「就活がうまくいっていないなら」と自主制作映画の手伝いをお願いされ、撮影の現場手伝いに参加することに。 そこで耳に入ってきたのは、エキストラたちの何気ない会話だった。「エキストラにも個性がある」「通行人も主役!」……一画面の端に立つ人々もまた、それぞれの物語を生きていた。 彩はそこに、就活での自己分析では見つけられなかった“何か”を感じ始める。