このレビューはネタバレを含みます
2024/01/20鑑賞。43点。
歯科医院から逃げるときに、善きサマリア人たちが助けてくれるシーンは良かった。
ネズミのシーン怖すぎる。
〈あらすじ・ネタバレあり〉
ニューヨーク。
精神科の看護師マギー・オコナー(演. キム・ベイシンガー)の家を、数年ぶりに妹・ジェナが訪ねてくる。
ジェナは数年前と同じで麻薬依存症だったが、コーディという女の赤ちゃんを産んでおり、マギーに預けると再び失踪。
マギーは、コーディを育てることにする。
6年後。
街では、1993年12月16日に生まれた子供ばかりを狙った連続誘拐殺人事件が発生していた。
5件目が発生した段階でFBI行動分析課の捜査官・トラヴィス(演. ジミー・スミッツ)が捜査に乗り出し、市警のブガッティ刑事(演. マイケル・ガストン)と組む。
トラヴィスの分析によると、"16世紀ヨーロッパに派生した悪魔教を信仰するカルト教団の犯行。全ての遺体にはパスカネグラ(＝黒い復活祭)と呼ばれる紋章に酷似した焼印が押されていたことから、復活祭の日までにカルト教団は何かを起こすか、あるいは復活祭の日にもっと大きな事件を起こす"。
一方マギーは、6歳になったコーディが死んだ鳩を抱きしめて生き返らせる現場を目撃。『鳩は死んだのではなく、気絶したのだろう』と考えることにする。
その夜ナイトシフトに勤務したマギーは、ジャンキーの少女・シェリー(演. クリスティーナ・リッチ)を手当する。シェリーは、「クラブを脱退しようとしたら殺されかけた」と言い、ジェナのことを知っていると明かす。
そして「あの子(コーディ)は特別だから狙われている」と言い残して姿を消す。
マギーの前に突然ジェナが現れ、夫・エリックを連れてくる。
エリックは元俳優で、現在は【新生会】という新興宗教団体を率いる教祖だった。
ジェナとエリックは、無理矢理コーディを連れて車で帰って行く。
マギーは、助けを求めて警察署に向かう。
エリックに拉致されたことを伝えたところ、トラヴィスは「それは警察の仕事ではなく、親権争いなので弁護士に相談するように」と追い返す。
だが、コーディの生年月日が1993年12月16日だと知り、トラヴィスは【新生会】が連続殺人に絡んでいるのでは？と思い始める。
「コーディの場所を教えてあげる」とシェリーから電話を受けてマギーは、彼女とダイナーで落ち合う。
シェリーが以前言っていた"クラブ"とは【新生界】のことだった。
"コーディには人間を神の元へ運ぶ力、運命をコントロールして幸せを与えることも死を与えることもできる力を秘めている。悪魔を崇拝するエリックは、コーディを利用してあらゆるものを意のままにするつもりだ"と明かすと銃を渡して逃げる。
その後シェリーは、地下鉄で【新生界】の信奉者たちに殺害される。
マギーは、市内でエリックが所有している家を見つけ出して訪ねるものの、彼に眠らされてしまう。車の運転席に乗せられたマギーは、居眠り運転の事故に見せかけて殺されそうになる。しかし、マギーの前に"善きサマリア人“の幻覚が現れ、彼女の命を救う。
コーディのために歯科医院の予約を取っていたことを思い出したマギーは、病院に向かうと【新生界】の監視を掻い潜って診察中のコーディを奪還する。しかし、【新生界】の信奉者たちに再びマギーを攫われてしまう。
その頃トラヴィスとブガッティは、ホームレスが焼殺された事件現場に向かう。
現場の地面には、パスカネグラの紋章が残されていた。コーディから死を操る力を引き出そうとしたものの失敗したため、代わりにエリックがホームレスを殺害したのだった。
【新生界】による殺人の証拠を手に入れたことで令状を発行することに成功。トラヴィスとブガッティは、エリック逮捕のために警察官を総動員して捜査を開始する。
【新生界】のアジトで大量のルミノール反応が検出され、子どもたちを殺害したことも証明する。
そんな中トラヴィスは、マギーから連絡を受けて、コーディが連れ去られたことを知る。
エリックがオールバニに別荘を持っていることから、そこでコーディを使った儀式をすると読む。
マギーは警官隊を率いるトラヴィスと落ち合う。
コーディを救いたいマギーは、トラヴィスの言葉を無視して一目散に向かったためエリックに捕まる。
警官隊に気づいてパニックになったエリックが、儀式を中断してコーディに向けて引鉄を引く。マギーは、コーディを守るために盾となり死亡。だがコーディが触れるとマギーは生き返り、東方の三博士が2人を守ったことでエリックは手出しできず。駆けつけたトラヴィスがエリックを射殺する。
【新生界】の残党はコーディのことを殺そうと再び忍び寄るが、彼女の姿を見て心が浄化され、悪魔教への信仰を捨てる。
改心したジェナは、コーディのためにも自分の代わりに育てて欲しいとマギーに頼む。
