【第21回ベルリン映画祭 金熊賞】
『自転車泥棒』『靴みがき』などのイタリアの巨匠ヴィットリオ・デ・シーカ作品。ベルリン映画祭で金熊賞、アカデミー賞では脚色賞と外国語映画賞にノミネートされ外国語映画賞を受賞した。
ファシズムが台頭するイタリアを舞台に二人のユダヤ人男女の悲恋を描く。
のだが、デ・シーカ作品とは思えないくらい話がつまらないし演出も凡庸。
視点がイマイチ定まらないし感情表現が乏しく誰にも感情移入できない。脚本段階でトラブルが色々あったみたいなのでその影響なのかな。
何の感慨もわかなければ新鮮味のある演出もないのでなんでこれが金熊賞とったのか理解不能。