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片腕マシンガールの消費者のレビュー・感想・評価

片腕マシンガール(2007年製作の映画)
2.6
・ジャンル
B級コメディ/スラッシャー/アクション

・あらすじ
類稀な身体能力と優れた容姿を持つ女子高生、日向アミ
両親が殺人容疑の濡れ衣が着せられた末に自殺してしまった彼女にとって唯一の肉親である弟、ユウは大事な存在であり彼を守ろうと献身的に面倒を見てきた
しかしそんな弟を悲劇が襲う
かねてから彼をいじめていた不良グループの手で共にイジメ被害者である友人、タケシと共に突き落とされ殺されてしまったのだ
だが首謀者である木村翔はヤクザとなった服部半蔵一族の末裔であり、事件は自殺として処理されてしまう
それでも彼女は穏便に加害者と話し合おうとするのだが不良の両親には言い掛かりとして逆に襲われて片手を天ぷらにされる
その一件からアミは暴力の封印を解き、復讐に生きる鬼畜となる事を決意
弟と共に殺されたタケシの両親、スグルとタケシと共闘する事となる
自動車修理工で元暴走族の2人はヤクザに腕を切断された彼女に新たな腕として鋼鉄のマシンガンを作り始め、特訓を課していくのだが待ち受けていたのは想像以上の驚異だった…

・感想
後に「東京残酷警察」、「デスカッパ」と続くB級映画プロジェクト「TOKYO SHOCK」シリーズの第1弾
「東京残酷警察」を観る為に鑑賞

見るからにB級なのが滲み出ている作品なのでストーリーやキャストの芝居等には期待していなかった
だからこそゴア描写や不快描写を楽しみにしていたんだけどちょっと杜撰過ぎたかなぁ…
身体破壊時の高圧洗浄機みたいな血の噴射やいじめっ子の1人の両親への報復のくだらなさなんかは笑えるし全然良い
ただいかんせん、生首を筆頭に作り物丸出しなのが多過ぎた
そこが一番の売りなんだからそこだけは手抜きすんのやめてよ…
あと明らかにたタケシの母、ミキ役の人が1回「タカシ」と言い間違えたのをそのまま使ってたけどいくら何でも適当過ぎないか…?

逆に後半はなかなか良かった
チープさはそのままだけどミキが切られた脚にチェーンソーを装着したり、死んだ後にそれをアミが継いだり…
不良のリーダー、翔の母であるスミレが“鋼鉄のドリルブラ”を曝け出した場面もくだらなくて良いw
翔自身がいじめられっ子で肉の盾を作ってたのもクズ過ぎて笑った
でも結局、威力が強過ぎるからいざって時に使えと言われてた換えの弾が使われずじまいだったのはモヤモヤした

全体の感想はこんな感じだけどもう1つ気になったのはエロ要素のヌルさ
中途半端に谷間晒すくらいなら普通におっぱい見せろや!と…
この手のおバカな作品ならそこは徹底すべきでしょ…

とりあえず2作目の方にはもっとマシである事を祈りたい
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