気は優しくて力持ち、知能は低いけどまさに子どものように純粋なレニーが、賢く自分をいつも守ってくれるジョージを頼りにし一番大切な存在だっただけでなく、ジョージにとってもレニーはかけがえない存在だったことが、ゲイリー・シニーズのその時々の表情から伝わってきて、それだけにあまりにも悲しい結末に切なさが込み上げます。
でも、大切な存在だったからこその結末だったんですよね。
臭くて役に立たなくて周りからも鬱陶しがられていた老犬も、おじいさんにとっては何よりも大切な存在だったように。
仔犬やウサギなど小さく柔らかいものに触りたがったり、いつも聞いてる話をジョージにせがんだり、そんな純粋なレニーと、邪魔くさそうでありながらもいつもレニーに応える優しいジョージの人物描写や演技がとても素晴らしかったです。