KUJIRA

デジャヴのKUJIRAのネタバレレビュー・内容・結末

デジャヴ(2006年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

デンゼル無双時代の作品。
一回観た切りかもしれない。

圧倒的な演技力とカリスマ。
デンゼルが主役なら間違い無い。

ジャンル的にもど真ん中。
爆破テロの捜査。その語り口が堪らない。
鋭い観察眼で次々と手掛かりを見つけて行く。その中にノイズとして、不可解な証拠を混ぜ込んで行く。それが後の伏線回収として完璧に機能している。

ヒロインのクレアは初登場が遺体。そこから生きていた過去を覗く。
クレアが綺麗。
デンゼルが一瞬で心を奪われてしまう演技が説得力しか無い。
変にお着替えシーンやシャワーシーン満載で、ちょっと気まずい空気感。

犯人が中盤辺りで発覚するけど、全く解決に結び付かない。
何なんだあいつ。

テロの思考回路は、理解不能。

フェリー爆破した所で、何が変わると言うのか。

当時気になったのは、リアルタイムで過去を覗けるシステム。
ゴーグルを付けながら暴走するシーン。

今観ると、気にならない。
ずっと面白かった。

目立たないヴァル キルマー。
脇役に徹する時は、しっかり演技する上に控え目な塩梅。

ポーラ パットン。聞き覚えある様な。

デンゼルが最後、車もろとも海で爆死。
でも、ちょうど捜査に乗り出したデンゼルが登場。
悲しいけどオシャレな終わり方。

これは、過去が分岐して、違う未来を紡いでいると言う事で良いのだろう。
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