映画大好きザウルスくん

バイオハザード II アポカリプスの映画大好きザウルスくんのレビュー・感想・評価

3.5
シリーズ2作目!無理やり話を引き伸ばして続編を作ってる感が否めない本シリーズだが、この2作目に関しては前作のラストと直結して物語が始まるので必要不可欠な1作である。

本作ではウイルス感染が広がったラクーンシティと呼ばれる架空の街からの脱出が描かれていて、地下施設からの脱出を描いた1作目の純粋なパワーアップ版になっている。前作では明かされなかった根本的な謎が判明していくため、1作目と同じかそれ以上に重要なエピソードと言える。

また、このシリーズの特徴である毎回主人公アリスともう1人女性戦士が出てくるスタイルも本作で確立されていて、前作で死んだミシェル・ロドリゲス扮するレインに代わってシエンナ・ギロリー扮するジル・バレンタインが登場する(このキャラってゲーム版に登場する重要キャラらしいですね)。前作では物足りなかったラスボスもちゃんと設定してあるので、アクション面での盛り上がりもパワーアップしていた。

そして、本シリーズでは毎回違った作品からオマージュを取り入れてるように思うのだが、今回は『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』だった。ビルを降りるシーンや緑色の液体に漬けられているシーン、もはや普通の人間ではなくなった女性主人公など、色々と共通している気がした。

めちゃくちゃ露骨に続編への布石を打って物語は終了。これ永遠に終わらない気が…(笑)