映画大好きザウルスくん

ギャロウ・ウォーカー 煉獄の処刑人の映画大好きザウルスくんのレビュー・感想・評価

3.2
恋人の復讐に燃えるスナイプスVSゾンビとして生き返った悪党軍団の対決を描くウエスタンホラーアクション!ヘンテコ世界で繰り広げられたジトッとした闘いには派手さは無くとも独特な味わい深さがありました…笑

観る前に感じた強烈なロドリゲス感はまあまあ当たりで、グロ描写も連発しますが相手は全員ゾンビなので痛くも悲しくもならず軽い気持ちで楽しめるものばかりでした!ジャック・スパロウのような出立ちのスナイプスが時には射撃で、時には殴り合いでゾンビを退治していく姿は見ていて気持ちが良く、確かにスナイプス映画からこのジャンルの気持ち良さを感じたのは『ブレイド』シリーズ以来初だったので、宣伝コピーで『ブレイド』の名前が多用されたのも一応納得はできました(そんなに期待値を上げちゃいかんだろとも思いましたが、そもそもそこまで期待する人もいなそうなのでまあいっか…笑)。

本作はスナイプスの脱税後1発目の復帰作として公開されましたが、撮影は収監前に完了していて世界初お披露目も2012年だったようです(この頃はまだ収監中)。『ゲーム・オブ・デス』や本作のような低予算ながらもしっかり見所や色のある作品は個人的に結構好みなので、これら2作を撮り終えてすぐ収監されてしまったことを改めて残念に思いました…。と言うのも『エクスペンダブルズ3』以降にスナイプスが出演したアクション映画(具体的には『コンタクト』と『シールド・フォース』)はレベルが大幅ダウンしていたので🤦‍♂️

エセウエスタン要素、ゾンビホラー要素、ファンタジー要素…色々な要素が詰め込まれているものの特別ガッカリなポイントもなく、それでいてインパクトはそこそこ強いという絶妙なバランスの良作なので、機会がありましたら皆さんもぜひご鑑賞してみて下さい🙌✨