映画大好きザウルスくん

7セカンズの映画大好きザウルスくんのレビュー・感想・評価

7セカンズ(2005年製作の映画)
2.6
元デルタフォース隊員にして現強盗団リーダーのスナイプスは予期していなかったゴッホの絵画を盗んだことからロシアンマフィアに追われることになる…。本作の監督は僕がヴァンダム映画の中で1番詰まらない作品だと思っている『ザ・コマンダー』を撮った悪名高きサイモン・フェローズだったので期待値ゼロで鑑賞したのですが、その甲斐あってか最後まであまり絶望感を味わうことなく鑑賞することができました👏

冒頭の強盗作戦は説明不足すぎて何が何だか全く分からないカオス状態、その後はストーリーの軸が主人公とヒロインに絞られて話が整理されたかと思ったものの、似たようなガラの悪い登場人物が沢山出てきて誰が誰だかよく分からないカオス状態になります。それでも最終的にはロシアンマフィアの本拠地に特攻を仕掛けて倒すという『コマンドー』ばりに分かりやすい展開に辿り着くので、見終わる頃にはだいぶ心穏やかになっていました!

中盤はアクションが無くなってしまいだいぶ退屈するのですが、序盤と終盤でカーアクションとガンアクションを出来るだけ詰め込んでくれたので観客を楽しませようとする誠意は伝わってきました(格闘アクションを撮るのが下手なのは分かっているので、少しスナイプスの綺麗なキックが見れただけでもありがたく思うことにします…)。最初はスナイプスのセックスで始まり、最後は今回ゲットした新しい女とスナイプスがイチャコラして終わるという軽い調子の作品なので、観る側の我々も軽い気持ちで鑑賞するのがベストだと思われます🙌

ちなみに本作、日本では「スナイプスの大運動会」と題して『ザ・マークスマン』、『デトネーター』に続くトリの3作目として2006年10月14日に劇場公開されたそうです(本国でのリリースは本作→ 『ザ・マークスマン』→『デトネーター』の順)。この3作品は本国において全てビデオスルーだったそうなので、日本はかなりスナイプス推しな国と言えそうですね🥳