BS松竹東急「よる銀座シネマ」の録画にて。初見。
まさにファンタジーと呼ぶべき なかなか面白い作品だった。
撮影中の事故で半身不随となったスタントマンが入院している病院で出合った女の子に聞かせた叙事詩的なおとぎ話を世界各地の世界遺産などで撮影された映像が、ベルトルッチの作品のように幻想的かつ美しい。またオープニングに私の大好きなベートーヴェンの交響曲第7番の第2楽章が使われていたのも印象的。
ターセム・シン監督のデビュー作『ザ・セル』はたしか以前に観たような気がするが記憶がないなぁ…。へぇ、ヴァネッサ・パラディの名曲「ビー・マイ・ベイビー」(レニー・クラヴィッツ作)のPVの監督とかもやってたんだ。知らなかった。
たとえ荒唐無稽であまり脈絡のないストーリーだとしても、私はハリポタや指輪物語とかみたいなファンタジーよりも、こういう映像美に拘った大人向けのファンタジー作品の方が好き。出来れば、デカいスクリーンで観たかったな。