群青

カーズの群青のレビュー・感想・評価

カーズ(2006年製作の映画)
3.3
車が擬人化⁉︎
日本がアニメしそうだなぁというのが第一印象。

あんまり車詳しくないけれどもF1とか見ると凄いんだよね。1秒どころじゃなくて0.001秒も無駄に出来ない。そのために完成されたマシン、熟練した知識、そしてドライバーには針の先に糸を通すような繊細で完璧なテクニックが要求される。どれ一つとして欠けてはいけない要素なのだ。これこそチームの力がモノをいう仕事。命かかってるしね。
今作はF1ではないけれども速さにかける情熱は違わない。それを一人でやろうっていうのは未熟だよなぁ。

主人公のライトニング・マックイーンは若者にありがちな傲慢さで一人でのし上がってきた。自分に絶対の自信を持っているやつだ。それが寂れた街、ラジエーター・スプリングスの車たちによって変わっていく。
まあ、そこに着いた瞬間展開が読めるけれどもピクサー作品に珍しく2時間くらい尺があってじっくりやってくれる。

何かを成し遂げるには自分だけでは足りない。周りの協力があってこそなのだと。さらに、自分の夢にかつて持っていた夢を乗せるというマックイーンとドックの師弟のような関係にジーンときました。
親友のメーターはあんまりピンと来ない。世話好きとおせっかいは紙一重かなあ。自分はちょいうざく感じてしまった。しかし2で奮闘したのでよしとする笑


とにかく面白かったかな。
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