kazu1961

キングコングの逆襲のkazu1961のレビュー・感想・評価

キングコングの逆襲(1967年製作の映画)
3.5
▪️Title : 「キングコングの逆襲」
Original Title :※※※
▪️First Release Year:1967
▪️JP Release Date :1967/7/22
▪️Production Country: 日本・アメリカ
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-409 再鑑賞
🕰Running Time:104分
▪️My Review
コング、めっちゃええ奴やん!!
製作 田中友幸、監督 本多猪四郎、特技監督 円谷英二の黄金トリオが放つ東宝特撮映画の名作ですね。特に、1933年版『キングコング』を観て特撮の世界に飛び込んだという円谷英二の熱い想いが凝縮されており、本家にオマージュを捧げたシーンを連発しています。ゴロザウルスと大ウミヘビも登場するほか、モンド島でのキングコングとゴロザウルスとの対決シーンもそうですね(この後、ゴロザウルスはゴジラシリーズに参戦します)。
メカニコングの造形も逸品で、キャラクターにしてもドクター・フーの天本英男世やマダム・ピラニアの浜恵美などネーミングも含めてインパクト絶大です。

本作は、『キングコング対ゴジラ』製作時に東宝が得たキングコングの5年の使用権終了前にもう1本製作すべく企画された作品です。前年に『キングコング対エビラ』として企画されましたが、脚本にアメリカ側が難色を示し、ドクター・フーやメカニコングの登場など、同時期に製作されていたテレビアニメと設定を通わせたストーリーに変更されました。
そのため、本作のキングコングは、ヒロインのスーザンに従順な性格になったり、イルカ並みに泳ぎ、ドクター・フーやメカニコングと対決するなど、テレビアニメと同様の「正義の怪獣」として描かれているんですね。(参考:Wikipedia)

物語は。。。
悪の天才科学者ドクター・フーは、核兵器製造用の物質・エレメントXを北極で採掘していました。作業に当たるのは怪物キングコングに似せて作られたロボット怪獣メカニコング。だが磁場の影響によりメカニコングが作動不良を起こしてしまいます。フーと行動を共にするマダム・ピラニアは、採掘作業を本物のコング自身にやらせようと提案。だが採掘現場の放射能の影響で催眠状態から醒めたコングは逃走、後を追うメカニコング共々東京に上陸してしまいます。。。

▪️Overview
「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」の馬淵薫がシナリオを執筆し、本多猪四郎が監督した怪獣もの。撮影は「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」の小泉一。東宝創立35周年記念映画。(参考:映画.com)

出演は、宝田明、ローズ・リーズン、リンダ・ミラー、浜美枝、天本英世。
kazu1961

kazu1961