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少女ファニーと運命の旅のkazu1961のレビュー・感想・評価

少女ファニーと運命の旅(2016年製作の映画)
3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2023-023
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋もう終始ユダヤ人の子供たちがスイスに無事着けますように。。。と、ハラハラしながらそう祈り鑑賞していました。9人の子供たちのリーダーシップをとったのは13歳の女の子ファニー、彼女の強さと責任感、そして優しさに心揺さぶられます。クライマックスのファニーのとった行動にもう身震いしてしまいました。。。

🖋️本作、ナチス・ドイツ支配下のフランスで、児童施設にかくまわれていたユダヤ人の子供たちのスイスへの決死の逃避行をユダヤ人女性ファニー・ベン=アミの自伝をもとに描いた作品です。ある意味シビアな状況のもとでも子供の目線から描いているので、そこまでの悲壮感を感じるよりは冒険をしてるような感覚にも陥ります。特に遊べば元気になる小さな子供たちの無邪気さに救われます。

🖋️そして何といっても9人の子どもたちの純粋無垢な演技に目を奪われます。迫真の演技ですね!!

😌Story:(参考: Amazon)
時は 1943 年、舞台はナチスドイツの支配下にあったフランス。13 歳のユダヤ人の少女ファニーは幼い二人の妹と共に両親と別れ、支援者たちが秘かに運営する児童施設に匿われていた。ある日、心無い密告者の通報により、子供たちは別の施設に移ることになる。やがてそこにもナチスの手がおよび、ファニーたちはスイスへ逃れようと列車を乗り継ぐが、厳しい取り締まりのなか引率者とはぐれてしまう。取り残された 9 人の子供たちのリーダー役となったファニーは、いくつもの窮地を勇気と知恵で乗り越え、ひたすら国境を目指す。しかし追っ手は彼らのすぐそばまで迫っていた──。

🔸Database🔸
・邦題 :『少女ファニーと運命の旅』
・原題 :『Le voyage de Fanny』
・製作国 : フランス・ベルギー
・初公開 : 2016
・日本公開: 2017/08/11
・上映時間: 96分
・受賞 : ※※※
・監督 : ローラ・ドワイヨン
・脚本 : ローラ・ドワイヨン
・原作 : ファニー・ベン=アミ
・撮影 : ピエール・コッテロー
・音楽 : シルヴァン・ファーヴル=ビュル
・出演 : レオニー・スーショー、ファンティーヌ・アルドゥアン、ジュリアーヌ・ルプロー

🔸Overview (映画. com)
ナチスドイツ支配下のフランスからスイスへ、子どもたちだけで旅を続けたユダヤ人の少女の実話を映画化したヒューマンドラマ。1943年、ナチスドイツの脅威がヨーロッパへ広がり、フランスも支配下に置かれた。13歳のユダヤ人の少女ファニーは、幼い2人の妹とともに児童施設に匿われていたが、密告者によって存在が暴かれてしまい、別の施設に移動することに。しかし、ドイツ兵の厳しい取り締まりのため、移動中に引率者とはぐれてしまう。見知らぬ駅に取り残された9人の子どもたちは、ファニーをリーダー役に、一路スイスを目指して子どもたちだけで移動を開始するが……。実在の女性ファニー・ベン=アミの自伝を原作に、フランスの名匠ジャック・ドワイヨンを父に持つローラ・ドワイヨン監督が手がけた。
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