Melko

クルーエル・インテンションズのMelkoのレビュー・感想・評価

3.5
ん〜。良いなぁ微笑ましいなぁと思うシーンは途中でいくつもあったんだけど、そのたんびにイジワル姉がチョロチョロしてきて、うあぁっ!引っ込んでろ!ってなって気分が乗り切らず終わっちゃった。

役者ってやっぱり凄いなあ。
出だしのシーンであんなにキモくてネチこくて、プレイボーイって嫌ねえって心底感じさせる絶妙に素朴なビジュアルと口八丁なセリフが勘に触るセバスチャンが、後半はすごい純真で一生懸命に見えて、思わずその恋路を応援してしまうんだから、役者の演技ってやっぱりすごい。

賭け相手となる義理の姉キャサリンはずっとムカつくし、セシルはずっとヘラヘラしてなんかキモい。みんな一貫してるけど、ただ1人アネットは、胸がバッて開いた服着てるもんだから純潔キャラがブレてたような。

見た目の雰囲気や上辺の言葉に惑わされず、どんな時も相手と対等の立場にいることで、本質が見えてくる

ラストのThe Verve/ Bitter sweet symphonyはナイス!ヒネリ効いてる〜。
このラスト選曲でなんとなく爽やか風味で終わって後味はいいけど、気になる点もいくつか。
姉弟の駆け引き場面が無駄に多く、セバスチャン・アネットの絡みが思ってたより少ないので、2人の恋愛パートの説得力が少し足りない
20代半ばの俳優に高校生の役をやらせるのはやはり無理がある。いくら大人っぽいとは言えさすがに老けて見えるし、何よりケバすぎないかキャサリン。しかも生徒会長…普段の服も全く清楚に見えない…
あと、めっちゃ際どいシーンやまさかの百合展開まであって、なかなか過激で役者みんな結構体張ってるのに、ポロリがないのはちょっと納得いかない…。
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