Melko

ネバーエンディング・ストーリー第2章のMelkoのレビュー・感想・評価

3.1
「中身がない…これも空だ……あ!…ここを滅ぼす力がある」
「その”名前”は?」
「”空っぽ”だ!」
……そのまんまやないかい。笑

Earthling=地球人

お初かと思いきや、一回見たことあったわ、これ笑(またか)
ニンブリーと、首がくるくる回る白い三面人間を見た時に思い出した笑
しかし、中身を全く覚えていなかったから、初見のようなものだわ。

バスチアンが本の世界に入っちゃうと…
遂に自分が冒険しちゃうなんて、続き物としては新鮮味あって楽しそうなイメージだけど、、んー、、あんまり楽しくなかった…

てか、なぜあのテーマ曲じゃないんだ!
E.T.とシザーハンズを足して割ったような曲調で薄っぺらく感じる

前作で成長したのか、気が強く陽気でお目目キラキラなバスチアン 
人種も目の色も変わっちゃった、表情豊かなアトレイユ
前作から性格が変わりすぎでは…?成長ってことなのかしら。
2人ともなかなか演技派で真に迫ってたし良かったんだけど、、前作のイメージがあるからどうしても比べてしまう。
バスチアンのパパはエンジニアだったの?ビジネスマンじゃなくて?職業変わった?
なんで本屋の爺さんだけ続投なの笑?

ファルコンは動きは前作より滑らかになったけど、声が半オクターブぐらい低くて違和感
逆にキーが高いロック・バイター いつのにか子持ちに…!このジュニアがお目々大きいのにあんまり可愛くない…

あと幼心の君が…なんでカーリーヘアになってるの…?ヒロイン然としたお顔立ちでもなかったし(どちらかとゆうと悪役がおる)シンプルにショック。。

なによりも、本作の品位を落としてるなと思ったのは
前作は「無」という究極に抽象的なモノに抗い戦う話だったのに、
今作は明確な悪役がいること。しかもテロテロの服を着た、ケバいオバサン…後半、美川憲一みたいになってたよね笑?
手下はウルトラマンに出てくる怪獣みたいな雰囲気合わない怪物だし…(ホントにあんな感じのヒトデみたいな怪獣が、平成ウルトラマンに出てきた気が…)

願い事はタダではできない。
”自分の記憶”という対価が必要。
悪い記憶も、良い記憶も…
現実世界に1人も友達がいないせいで、頼りにされると断れず、心配するアトレイユをよそに口の上手い悪い大人に騙され利用されてしまうバスチアン。
純粋に彼を心配し、正論しか言ってないアトレイユを無視してあまりに自分勝手なバスチアンに、「もう良いから早く痛い目見て…」と願ってしまった。
アトレイユにあんなことしといて、「自分が悪いんだぞ!」はないだろ!
反面教師…
けどさすがに、お母さんの記憶全て無くすのは悲しすぎる…元の世界に戻ったら全部取り戻せたかなぁ。

揺れ動く敵役、個性的なニンブリーの動きや、父親が本を読みながら息子の冒険を見守るという、こうゆう冒険モノでよくある、「冒険で成長した子供の変化にピンと来ない親」の概念を覆すやり方は良かったけどなぁ……場所が限定されたこじんまりした戦いに、全然冒険しないから、NHKの子供番組や人形劇見てるみたいな気分。VFXとCGも結構使えるようになってきてたとはいえ、お金のかけどころを間違ったのではとしか思えないクオリティ。
個性的な敵役たち、見た目にあんな手間暇お金をかけてるのに、なんとも雑な最後

3もあるらしいけど…もう、いいかな。。

27歳とゆう若さで自ら命を絶ってしまった、バスチアン役のジョナサン・ブランディス
顔立ち的に彼がアトレイユをやるべきだったのではって思うから、彼がお父さん役をやる続編も見てみたかったな…
Melko

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