いの

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのいののネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

微睡みたい日曜の午後

第一声が耳に入った瞬間、アタシはもう楽園にいた。〝忘れ去られていた〟爺たちたち(うち女王1名)とライ・クーダーとライ・クーダーの息子ちゃんと、キューバの兄ちゃん。自宅鑑賞の良いところは他の方のこと気にせず好きに観られるところ。楽園でアタシは自由に踊る。身躯と心が感じたままにダンスして瞬時にイっちゃうともったいないからその寸前みたいな状態をゆっくり長く味わう。濃いラム酒片手に、居合わせた男どもを瞬殺するようなナイスバディでゆっくり腰振りながら。鮮やかなドレスに時折太ももをチラ見せさせる。偶然視線が交差した男と軽いキスまでならしても構わなくってよ。感じたヒトは皆兄妹。でもアタシは爺たちたちに夢中。爺たちたちに捧げたい。なんちて


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ウトったつもりは全くないけど、観ながらアタシは楽園で夢を見ていたのかも。そんなアタシの夢を、夢読みが読んでくれるといい。夢読みの「僕」はアタシの夢を読んだあと、熱くて濃い薬草茶を飲む。そんな場面もアタシは夢想する




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ヴィム・ベンダースの構成もさすが。LIVEメンバーをひとりひとり紹介(登場)する その仕方も。ライ・クーダーがどうしてアルバムを作ったかの話も。敬愛の念が深くて、お話聴かせていただけるだけで有難すぎる。LIVEがこれまた幸せ過ぎる。映画観て妄想するくらいナンだっていうんだ。いま読んでる本の記録も兼ねて、(いつも以上に)何言ってっかわからない支離滅裂なレビューを書きたくなってしまったのでそうしました。






・カッレ劇場(アムステルダム)1998年4月
・カーネギー・ホール 1998年7月
・ハバナでの録音 1998年3月(他の年月日のものも含まれているのかも)
いの

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