このレビューはネタバレを含みます
自宅にて鑑賞。英国・アイルランド・デンマーク・スウェーデンの合作で、D.マッケンジー(共同)製作総指揮・監督作。派手さに欠けるが、現実のニュース映像を挿みつつ、終始落ち着いた語り口で叙情感溢れる詩的な描写が続く。同じパンデミック系でもド派手なハリウッド製に一石を投じ、ヨーロッパ臭漂う静的な本作の方が伝わるモノも有る。五感が失われる過程に妙な説得力が有り、ラストも余韻を残す。本篇の邪魔をしない巧く溶け込んだM.リヒターの音楽も佳い。地味な印象は否めないが、大人にお薦めしたい一作。70/100点。
・“スーザン”のE.グリーン、魅力的に描かれており、某作の共演をきっかけに良からぬ関係になり、おしどり夫婦と云われたJ.デップ離婚の一因になったと噂されるのも頷ける。亦、レストランのオーナー役、D.ローソンは、実生活でも“マイケル”を演じるE.マクレガーの叔父にあたる。
・鑑賞日:2012年6月29日
★☆ 某サイトより転載 ☆★