TakashiM

ロスト・イン・トランスレーションのTakashiMのレビュー・感想・評価

3.3
異国の地で一人ぼっちは寂しい。
そこで、同郷の魅力的な男性または女性に出会ってしまったら、、

お互い立場もある。
家に帰れば現実に引き戻されることは必然だし、なにより大切な家族がいる。

でも、わかっちゃいるけど、心の隙間を埋めるピースとしては最適であり、強く惹かれ合ってしまうことは人として仕方がないのかなと思う。

本作は、そんな男女の、ほんの一時の出会いと別れのお話。
スカーレット・ヨハンソン、こんな女性を繊細に演じるなんて。
全く違う魅力に溢れていて、タマランです。ますます好きになりました。

一方の男性側は「ヴィンセントが教えてくれたこと」で素敵なダメおやじをやってくれた、ビル・マーレイさん。
これがまた、つまらないキャラだった。

以下、少々ネタバレ含みます。















スカヨハさんが、ベッドで隣で寝転んでいても、酔って隙だらけでも、腕を組んできても、平然とし過ぎていて全く表情が変わらない。
これ、男として全然共感できなかった。。

ぶっちゃけ、もっと悩んでほしかった。苦しんでほしかった。悶々としてほしかった。。
一人でいるシーンは、ぼーっとしてるだけとかさ。マジかよ、と。
と思いきや、変なキャラの娼婦を部屋に連れ込んじゃったりとかして。はぁ!?って感じ。


良い言い方すれば、素敵なジェントルマンの映画。
でも見方によっては、きれいに振る舞いすぎてただひたすら退屈。

自分は全くの後者でした。
そんなに人間できてませんので!
TakashiM

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