ダリオ・アルジェント監督の【美少女・ホラー】。
スイスの寄宿高校に入ったジェニファー（ジェニ
ファー・コネリー）は夢遊病で夜中に徘徊して
いる時、少女連続殺人事件に遭遇する。近くに
住む昆虫学者と協力し、事件の真相に迫る…。
恒例、初っ端からの飛ばし方（派手な死に様）、
恐怖演出（カメラ・ワーク）、映像美、大味な
脚本（急展開での意外な犯人）がいい意味でダリオ
監督らしいが、【殺しの美学】の点ではサスペリア
、サスペリア2には及ばず。
BGMに奇をてらった【ヘビメタ（アイアン・メイ
デン、モーターヘッド）】を起用したのは賛否ある
が面白い。
初主演のジェニファーは中々熱演しているが、
美少女を徹底的に【汚す】という意味では突き
抜けてはいないのは残念。（ウジ虫湧く死体プール
はウジ虫を別撮りで見せ、実際ウジ虫はいない。
ウジ虫濡れの筈の髪や白いシャツは不自然に綺麗
なまま。）
