1940年代NY
大不況の中、人々に希望を与えた1人のボクサー"ブラドッグ"の実話。
かつては強くて人気もあったけど、
怪我が続いて勝てなくなり、
不況も相まって極貧生活に。
そんな貧しい生活の中でも、
家族のために戦い、決して悪事は働かず、
懸命に家族を守り続けた。
これぞラッセルクロウって感じの役。
本当にかっこいい。
こんなパパが欲しい。
サポーターの役の、ポール・ジアマッティもめちゃくちゃ良かった。
ボクシングシーンは本当にリアルで、
観ていて「痛い、痛い」と感じてしまうんだけど、
「がんばれ、がんばれ!」って途中からは祈るように。
自分も食べるものがないのに、
「パパは夢でこんなに分厚い肉汁たっぷりのステーキを食べたんだ!それで、お腹がいっぱいだから、食べてくれない?」
って娘にわずかなご飯あげるシーンと
娘にボクシングのパンチ教えてて、
パンチパンチってやってたら、
人が来てそっち向いたら
娘がほっぺにパンチするシーンが好きだった。
どんな時代でも、
ひたむきに頑張る人の姿は
みんなの希望となるんですね。
素敵なお話でしたー。
2/18 追記
2/17 羽生くん金メダル、宇野くん銀メダル
2/18 小平さん金メダル
などなど、
多くの競技を生放送で見ている時、
テレビの前に正座して、
その一挙手一投足に目を見張り、
選手の勝利を願う。
普段は揃わない家族が
その時だけリビングに集い、
「行けっ」「頑張れっ」と声を上げる。
その結果が分かった時、
日本中が熱狂しただろう。
その様子を思って、
この映画を思い出した。
スポーツの力、スポーツがもたらす感動
って比べ物にならない。
当時、ブラドックを見ていた、ラジオで聞いていた人も同じ気持ちだったんだろうなって思った。
そこで戦っているのは自分じゃないんだけど、
どこかで自分と重ね合わせて、
結果を得ることを信じてる。
たとえ自分自身の状況がどんなに苦しくても、
苦しみを乗り越え、勝利を手にする選手の姿に、
自分も頑張ろうと勇気をもらえる。
なんて素晴らしいんだろう。
感動、勇気を与えてくれた選手の皆様本当にありがとうございました。
まだ競技は残っています。
応援してます!