御影LIN

悪魔のいけにえの御影LINのネタバレレビュー・内容・結末

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

R15+
レンタルして視聴。
すごく良かったです。

とても古いホラー映画みたいですが、全くそれを感じさせません。素晴らしい。
ストーリーは、あってないようなものですが、小さな疑問点を散りばめてそれを回収していくことで、話はこんなにも面白くなるんですね。
捻りまくった複雑な構成は不要で、小手先の技術ではないのだと見ていて感じました。

もしかして、現在まで続くホラーのセオリーを作ったのはこの映画ですか?
・男女のグループが人里離れたリゾート地へ
・イチャイチャしているカップルが真っ先に死ぬ
・弱者に優しい良い女が最後まで生き残る

いやはや、随所にホラーフェチ要素が豊富に詰め込まれていました。
何と、マスクフェチのわたくし大歓喜のレザーフェイスなる怪物も出てきます。
単に顔にレザーマスクを縫い込まれた人間のようですが。あの不細工でだるだるしい体格も含めて愛おしいくらいです。飼いたいです。

序盤で、すぐに別荘に到着するのではなく、世界の常識が通用しなさそうな頭のイかれてる青年が出てくるところも面白いです。
車椅子の友達もいい味出してますね。
この作品の面白さに大きく関与してるキャラクターだと思います。
それから、助けを求めに行ったガソリンスタンドでの絶望的な演出もすごく良い!
レザーフェイス一家が女性を性的に襲う知能がないところもすごく好きです。

ラストも単純なバッドエンドではなかった。
映画の時間自体が短くてあっけなく終了するので少し驚きますが。「えっ、ここで終わり?」と。
でもそれは批判のポイントではないと考えます。
御影LIN

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