Frauヌコ

ティファニーで朝食をのFrauヌコのレビュー・感想・評価

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)
3.0
オードリー・へプバーンの代表作の一つである本作、今更ながらの初鑑賞。

本作はへプバーンの「代表作」のひとつだろうけど「名作」と言えるか?と言われると正直、首を傾げてしまう。

時代のせいかストーリーは正直平凡、ありきたりで纏まっているようでいて…な内容。
冒頭3分程の映像は音楽共々、期待値高まる演出にとても惹かれたけれど、観終わってみればヘプバーンのための映画であり、彼女が演じるホリーの奔放な性格と洗練された所作を愛で、ファッションと古き良きNYの街並、雰囲気を堪能するためだけのような作品だったかと。
本作の中で一際異色を放っていた、日本人?の脇役「ユニオシ」は何のために必要だったのか否か。ちょっとした箸休めのような扱いだとしてもアレは…演じた俳優が凄いのか。。。
対照的にホリーの飼い猫、名無しの茶トラがまた可愛い。ラストシーンでサンドイッチ化した茶トラさん、そこポジション代わってー

自身としては相手役のジョージ・ペパードが、あの「特攻野郎Aチーム」でハンニバル大佐役と同一人物!?と当時Aチーム好きで夕方再放送チェックしていた身としては、かなりの衝撃でした。
大佐役の彼もいぶし銀で格好エエおっちゃんでしたが、若い頃の彼もまた良かったり。何より淡い空色の瞳がとても印象的。
でもおっちゃんペパードがいいですわ。うん。

字幕版で鑑賞したんですが、吹替版もあったので誰が担当しているのかチェックしたら
ヘプバーン・池田昌子さん(メーテル役)、ペパード・野沢那智さん(コブラ役)。
ヘプバーン=池田さん、正に王道の組み合わせじゃないですかッ……
そして野沢さん(泣)
ちょっと吹替版鑑賞してみよふ(ポチッとな)