Frauヌコ

脳内ポイズンベリーのFrauヌコのレビュー・感想・評価

脳内ポイズンベリー(2015年製作の映画)
2.9
原作既読。

実写化すると知った時、正直期待出来ずスルー。
今回アマゾンプライムで初鑑賞。

三十路に差し掛かった女性の脳内会話をメインとした、恋愛ハナシ。

原作単行本5巻分、尺の関係上全てを実写するのは到底無理なわけで改変やむなし。
特に後半から原作とは別物、ラストも「そう持ってきたか」と弄ってます。
それでも原作のイメージを壊さないようにしているのが判ったし、思っていたよりも良かったかと。
と言いつつ、映画館で料金払ってまで観たいかと言われると…うーん。。。



演者ですが、脳内メンバーの皆さん(ハトコはうざかったけど)原作イメージ通りで文句なし。
自分の頭の中にも各々の感情を司るメンバーいるんだろうなぁ、とわちゃわちゃカオスっぷりを傍観。
脳外メンバーの役者さん達は、主人公の真木よう子さんは外見から全く原作と違っていたので戸惑いはあったものの、それほど気にならず。
早乙女役の古川雄輝さんはイメージ通り、越智さん役の成河さんは外見は似せてるけど何か違う。
演技の上手さは脳内メンバーが上。脳外メンバーは、大根になってしまっている場面が結構目に付いたし演出のせいか、2人で過ごしているシーンのテンポが悪く感じ、ちょっと退屈に。

他のレビューでも取り上げられていた、脳内メンバーの石橋の台詞


『誰のことが好きかではなく、誰と一緒にいる自分が好きか』


……奥深い言葉です。