Frauヌコ

セーラー服と機関銃のFrauヌコのレビュー・感想・評価

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)
3.3
セーラー服で機関銃を撃ちまくり

「か・い・か・ん…」

の名台詞でおなじみ「セーラー服と機関銃」。


赤川次郎氏原作、当時高校生だった薬師丸ひろ子さんが主人公の女子高生(制服は通っていた高校のもの)を演じてます。
医師を拉致したつもりが実は…だったりのコミカルなノリから始まり、その後も亡き祖父の跡を継いだ彼女のためにと、組事務所を乙女チックなインテリアにしてあげたりして、このまま最後までこんな調子なのかと思ったら、彼女の父親の事故死の謎と目の前に突如現れた、いかにも怪しげな女性との関係、そしてヤクを巡って否応なく抗争に巻き込まれてゆき、徐々にシリアスな展開へ。
撮影もカメラ回しに特徴があって、中でもかなーり離れた場所からズームアップし撮っていたりとクセのある映像の連続。
ゲリラ撮影(本物の暴走族と暴走)も敢行したり、薬師丸さんのアクシデント(顔の怪我)も作品の一部として取り込んでしまった、有り得ないストーリーも含め色々ハチャメチャな作品。
共演陣も渡瀬恒彦さん、三國連太郎さん、柄本明さん等個性的かつ豪華キャスト勢揃い。端役で柳田慎吾さん、寺田農さんとか。柳田さん、高校生役。時代を感じますわ💧

本作の続編が一昨年公開されていたんですね。評価は微妙っぽい感じ…なので、この作品で完結としときます。