群青

火垂るの墓の群青のレビュー・感想・評価

火垂るの墓(1988年製作の映画)
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初めてみたのは2015年。
なんでかというと地上波でやっても親が見せてくれなかった。理由は見ると悲しくなる…というもの。自分も世間がどういうものか分かり始めて、ああこれはこういうのなんだろうなぁというのは分かっていた。だからあえて見ようとも思わなかった。

んで観てみたら…しんどいっすね。みてらんないわ…


戦争映画はいくつか見てきたがどれも一応ハッピーエンドというか、誰かは生き残っているのでマシな終わり方だった。だがこれは酷いってもんじゃない。

清太と節子の境遇、ついさっきまで話していたお母さんが次見た時は誰かも分からない風貌になっている、引き取ったおばさんの対応。14歳と4歳の二人だけで生きていくにはあまりにも辛過ぎる。
全てタイミングが悪かった、時代が悪かったと思うしかない。やり切れなさ過ぎる。
戦争の辛さを伝えるものとしては名作と呼べるが自分のレビューの名作は面白いという要素が入っているもの。これは自分にはまともに見ることが出来なかった。どうしようもない現実。
悲しすぎる…
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