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銀のエンゼルのYOKのレビュー・感想・評価

銀のエンゼル(2004年製作の映画)
2.5
水曜どうでしょうやチームNACSが好きな人なら誰もが知ってるであろう「鈴井貴之」通称「ミスター」が監督の作品。

舞台は北海道のローソン。時代なのか地域柄なのか見たことないなって商品もあれば、懐かしいパッケージだな!って商品もコンビニに並んでて見てて面白かった。

そしてみんな若い。コンビニ店オーナーの小日向さんも若いしオーナーの娘に恋するトラック運転手大泉洋も若ければコンビニバイトの西島隆弘も若い。そしてコンビニで買い物をするとビニール袋に入れてくれる、最高。

家がコンビニだと夜食にーって商品持って行けるのかー、すげぇ。個人的にコンビニの中ではローソンが好きな方なので(でも今開催中の盛りすぎキャンペーンは絶許。商品並んでるところ1回も見た事ないぞ)、ちょっと羨ましい。

The日本のお父さんって感じの小日向さんが可愛くもあり不憫で、父を早くに亡くしている身としてはもっと父親と会話してくれ~!大切にしてあげてくれ~!って思ってしまった。

カメラアングルとかカット割りとか間のとり方が独特でちょこちょこ笑っちゃった。なんかちょっと変って言うか違和感あるって言うか...ざ、斬新?な感じあったよね。

西島隆弘さんの「自分で思ったものを選んだ方が良い」「だったら尚更、自分で選んだものの方が後悔せずに済むかもしれないから」ってセリフがとても良かった。人生の節々で悩んだ時に思い出したいセリフや。

規則ではダメだけどやっちゃいけないことなんて無い、って素敵だけど、この令和の時代に勤務中酒なんて飲もうもんなら秒で拡散されて人生詰むからみんな真似しちゃダメだぞ。

親子関係で見たら丸く納まってるけど、伏線っぽいの(西島隆弘の通っていたおばあちゃんちはなんだったのか、リーダーと山口もえの関係性、結局銀のエンゼルは揃ったのかetc)が回収されなかったのがなんとも気持ち悪かった。
もしかしたら私が見逃してただけの所もあるかもだけど...多分回収されてないよね?

恐らくしばらくしてら内容忘れちゃう気がする、ありそうでなさそうなちょっと変な日常を描いて作品だったと思う。

自営業とはまた違って、自分がオーナーになって店を出すってのは自身の自由が無くなるんだって思うと怖さを感じた。どんな非常事態でも(場合によっては)休むことを許されないとか、ブラックすぎて笑えん。

可もなく不可もなく...どちらかと言えば少し退屈な映画だったかな。
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