おペット様におやつあげまくるせいで肥えたことを先生に怒られたので嗜めたら、キレて(拗ねて)私を2日間無視してくるような伴侶を持つ私には、このケンジとシロさんの仲の良さはあまりにもファンタジー。
映画館行きたかったけどなんかほかの作品を優先させたせいで配信を待ってたのよな。嬉しい。
倹約家のシロさんが「誕生日プレゼントに」とケンジを京都旅行へ連れていくのがもう羨ましくて爆ぜた。私のためになにか計画したことあったか、我が夫よ。(ない)
小日向さんとジルベールのカップルも好きなので、今か今かと登場を楽しみに待ってしまった。変わらないふたりが好き。磯村勇斗くん大好きなんだけどさ、ジルベールの磯村くんって一線を画す可愛さあるよなあ。
親が子の伴侶(パートナー)を受け入れられない、っての私の親もそうだから、異性同士のカップルでも同性同士のカップルでも悩んでいる人って多いのでは。まぁお互いの精神的な安定のためにも無理に会わない、親ではなくパートナーを優先するで良いのではなかろうか。
映画だからなかのかオシャレ料理や正月料理といった非日常な料理が沢山見れて楽しかった。アクアパッツァとか簡単だけど材料が豪華すぎてとても真似出来んし、黒豆8時間似るのかとてもとても…っ！
シロさんの親も戸惑いながらも一生懸命シロさんとケンジを受け入れようとしつつ、それでもやっぱり難しかったりとかしててなんとも苦しい。それにちゃんと真っ直ぐ向き合おうとするシロさんも真面目ですごい。お父さんが若干空気なのも無駄にリアル感じちゃって笑う。
人気ドラマの映画版って気合い入りすぎてなんか違うなーって思うことあるんだけど、今作はまるでそんなことなくて安心した。ちょっと見る前構えちゃったんだよね、特別ゲストとかいて二人の仲が変に拗れたりしたらどうしよう！って。
全くそんなこと無かった。ドラマの続きを上手く映画の時間枠に引き伸ばした形で描いてて、内野聖陽(お名前の読みがいつまでたっても分からん)の泣き顔とかめっちゃ見ててグッときた。これまで何年、我慢しただろって思うと胸が痛くなってしまった。
名脇役のスーパーの店員さんも変わらず出てくれて嬉しかった。そうそう、こういうのでいいんすよ、特別ゲストとか要らんのよ。これまでの慣れ親しんでいるキャストでちょっと特別感出してくれればそれでいいのよ、ってしみじみ思った。
性別関係なくどこのカップルも似たようなことで喧嘩したり悩んだりしてるんじゃないかって思ったら、まぁ夫に無視されてる嫁も世の中に沢山いるだろうと思えて元気出た(？)
田中美佐子さん演じる買い物仲間主婦さんに孫ができたのも愛でたいし、その孫のお名前もすごく良くてほっこりした。みんなの孫みたい！って言ってくれるの、めっちゃ優しい。
私もケンジとシロさんみたいに喧嘩してもちゃんと会話で仲直り出来て、チャーミングでかつ楽しく暮らせる日々を過ごしたかった。来世に期待して今世は諦める。
とても楽しめた！良かった！
