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ブラックパンサーのYOKのレビュー・感想・評価

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
4.0
明日ブラックパンサー:ワカンダフォーエバーを観に行くので再鑑賞。元気なチャドウィックを目にしてギャン泣きした。彼は私たちの心の中で生き続けてるからァ...

初見時、ヴィブラニウムってキャップの盾にくらいしか使われてないくらい希少なのでは?ワカンダにめっちゃあるが?って愕然とした記憶と、ルピタ・ニョンゴきゃわいい!ってなった思い出しかない。例のごとくまっさらな気持ちでの再鑑賞ですん。

陛下の側近オコエが私は兎にも角にも大好きで、エンドゲームの指パッチンで陛下が消えて愕然とするオコエを思い出す度に私の涙はナイアガラの滝のようになるのよ。エンドゲームってしんどすぎて繰り返し観れんわ。

■今作のストーリー(雑)
ティ・チャラの父(国王)がソコビア協定の会議中に爆破事件に巻き込まれて命を落とし、ティ・チャラが後継者として試練に臨み国王となりブラックパンサーとして国とヴィブラニウムを守ることを決意。一方でギルモンガーとクロウがヴィブラニウム製の武器を盗み出したことを知りその後を追うことに。なんやかんやあり、前王である父の隠していた秘密が明らかになり、ワカンダは大きな混乱を迎えることとなる...

こんな感じ。
国王死んでんのに悲しむシーンまるでゼロで「さあさあ、後継者を決めましょう!」とキャッキャするワカンダ人たちとても可愛い。前向き。でも新作ではティ・チャラの死(?)を悲しむようなシーンがある雰囲気つよつよなので、前国王信頼無かったん?って少し笑ってしもた。

こういう独特の文化を持つ民族の世界観めっちゃ好き。洋服の色鮮やかだし、ほかの民族とはまた一線を画したファッションセンスや、身につけてる意味のあるアクセサリーやタトゥーなんかも全部好き

ティ・チャラと父が再開するシーンの雰囲気が、ライオンキングで青年シンバと雲ムファサが再開するシーンのそれにどことなく似ていて笑ってしまった。ここ笑うシーン違うのにね。

釜山でカーチェイスするシーンも予告で見まくったお陰で覚えてたけど、そっかクロウを捕まえるために車の上に乗っかって追っかけてたんだね、オコエ格好よすぎんだろ。これが後の(先の?)ミショーンである。By ウォーキングデッド

観てる途中で、そういやエムバクに恋した記憶がそこはかとなく...?ってなった。にしてもこの作品、改めて見るとめっちゃ俳優陣豪華。マイケル・B・ジョーダンいるし、NOPEで主演を演じたダニエル・カルーヤもおるし、ルピタ・ニョンゴもいる。しゅごい。

かつてティ・チャラの父が自身の弟と仲違いしその命を奪ったことによりアメリカに置き去りにされた息子(ティ・チャラの従兄弟)がワカンダの国王の座を狙いクロウと手を組む...って展開がなかなかに重い。

かつて平家が「まだ頼朝と義経は幼いから命奪うのはやめたろ」ってしたせいで将来的に源氏に滅ぼされることになったことから学ぶように、残酷なことを言うけど、その血筋までもを根絶やしにしないとダメなんだろな。よくある話よ。

ヴィブラニウムがあまりにも有能すぎるが故に色んな使い方が思いつくし善し悪しも生まれてしまうの、原子力に似てるよね。発電所にも使える一方で核兵器にもなる。二面生があるものを取り扱うって大変なことよな。

エムバクの王座に吊るされている材木が大根に見えて、エムバクの一味って大根作って生計立ててるんかな?って笑ってしまった。自称ベジタリアンってとこがまさにって感じあるよね?(ない)

でもここら辺からようやく私が初見時にエムバクに恋した理由が分かってきて、私は主食がたくあんになっても良いからエムバクの元に嫁ぎたいと心から思った。寒いの苦手だからもう少し山麓に越してくれるのを期待したい。

しかしワカンダってすごいよね、世界的に見たら発展途上国なのに実際は世界一レベルのテクノロジーを持ち稀有な金属を所有しているって、キングオブギャップじゃん。

今でこそ戦う女子が多いMARVELだけど(後継者女子多いよね)、この頃の陛下のために頑張るオコエ一派やシュリ、ナキアが本当に格好よくて何度観ても永遠に興奮できる自信ある。1番好きな戦う女子はブラック・ウィドウだけども。

なんだかんだでCIAの元パイロットも活躍するしで今作って無駄なキャラがいないのよな。それがすごいと思う。お元気だった頃のスタン・リーも見れるし、なんたってチャドウィック。

陛下として国民を率いるティ・チャラがもっと見たかった気持ちが強すぎてウンジャダカと戦うシーンはずっと泣いてたし、ちょっと来るの遅くない?なエムバクが「ジャバリ族フォーエバー!」と加勢に来たシーンではガッツポーズしたし、CIAパイロットがギリギリまで職務を全うするのもサイコーだった。

まさかのオコエの彼氏がウカビでたまげた。彼氏の俺を殺すん?って聞いて、うん!って言われちゃうウカビ、もう一生オコエに頭上がらん。このふたりが続編でまだ付き合ってるのかも見たいところだけど、さすがにウカビ一派罰せられてるだろうから出演無しかなぁ。

すっかり内容忘れちゃってたけど何となく面白かったことは覚えていたので、改めて見てなるほどなって納得した。案外分かりやすかったし、勢力図も分かりやすくてすんなり入ってきた。アクションもかっけー。

チャドウィックが亡くなっているという点で初見時とは見方が変わってしまったところも確かにあったけどそれを差し引いても面白かった。重いんだけど見やすくて、見やすいんだけどちゃんと設定があって展開も良い。好き。

明日観るワカンダフォーエバーも間違いなく号泣すると思うけど3時間何とかトイレに経たずにラストまで見切りたいと思う。エムバクの活躍シーンが増えていますように...
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