しゅん

清水港の名物男 遠州森の石松のしゅんのレビュー・感想・評価

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神保町シアター、新春時代劇傑作選

冒頭、次郎長お屋敷でのショットのつなぎの鮮やかさに魅せられ、後は錦之助の魅力にやられっぱなし。丘さとみ(かわいい)との風呂場のシーン、二階から振る舞う猿の物まね、最後のチャンバラ。特に、河原でのシーンは最高。惚れた・惚れないの語り合いをする男二人の頭上で、木に吊るされている二つのかぶり笠の叙情…。

58年作ながら、色彩も鮮やか。右肩についた血と、腰巾着の赤は印象深いですね。
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